1年前、地村家喫煙記事の顛末を思い出す | 本宮ひろ志先生を支援する勝手連(通常時・ネット右翼問題を考える国民会議)

1年前、地村家喫煙記事の顛末を思い出す

阿修羅♪
1年前、地村家喫煙記事の顛末を思い出す
http://www.asyura2.com/0505/senkyo11/msg/193.html
投稿者 マルクスの恋人 日時 2005 年 8 月 09 日 02:39:43:


去年の春だったと記憶しています。

工作員に拉致され、現地で結婚した地村夫妻の子供たちが日本に永住帰国し、日本の祖父と対面して日本中に洪水報道が溢れていた頃。

週刊新潮に「子供たちが現地で喫煙を覚え、地村家が困惑している。警備に当たる福井県警警備部から警察庁警備局に報告があり、こちらも困惑中」という記事が出ました。
新潮によれば、朝鮮には未成年者喫煙禁止法はないんだそうで、17,8にもなれば喫煙行為自体は特に問題ではないんだそうな。

この記事に対し、地村家そして家族会一同は「事実無根である。取り消し・謝罪を要求する」という強い抗議を出しました。当然ですね。

しかし、私が驚いたのは、事実無根の記事を書かれたというのに関わらず、当の家族会はまだしも他のマスコミの反応が異常に鈍かったこと。朝鮮現地にいるジェンキンス親子を取材した週刊金曜日にあれほど猛烈な攻撃が煽動されたのとなんという違いか。金曜日はジャーナリズムの原則を守っていた(情報操作に加担云々は、異論完全圧殺のファシズム思考に過ぎない)が、新潮は嘘を書いて他人の評判を貶めようとしたのです。ジャーナリズムなどとはかけ離れた、犯罪行為ですよ。

新潮は、ネタ元を匿名の警察庁関係者としていました。
そこで実際に警察庁高官(警備局長か、かなり高位の責任ある人物だったと記憶します)への照会が行われ、「そんな報告はない」と公式発表が行われ、とりあえずそれで落着してしまったのです。


さて、真相はどっちだったのでしょう。
①新潮の記事は本当。警察庁の公式発表が嘘。
②新潮の記事は嘘。警察庁の公式発表が本当。

仮に①だとしても、ネタ元の警察庁関係者は守秘義務違反という犯罪を犯しています。しかも、それを正当化する理由(公表しないと公共の利益への重大な侵害を阻止できない、など)は全くない。
②だとするなら、新潮は警察庁の名前を勝手に騙って個人を中傷する捏造記事を書いたことになります。どうして警察庁はもっと強く出なかったのでしょう。警察だけじゃない。救う会やら拉致議連やら、支援団体はどうしてもっと強硬な態度に出なかったのでしょう?


私は、この記事は、本当に警察庁警備局が新潮に書かせたものだと推測しています。
目的は、そろそろ邪魔になってきた拉致被害家族を切り捨てるための、観測気球役にするため。
新潮なんて、もともと嘘ばかり書く卑しいインチキ雑誌なんだからこういうヨゴレ役には打ってつけ。不完全な独裁政権が、直接自分たちに累が及ばないよう警察官など完全な体制内の人間ではなく子飼いの暴力団を使って政敵を襲撃させるのと同じ原理。軽い処分で済ます・他でもっと報いているという条件で。
新潮は、権力に飼われた暴力団というわけです。

私の推測が正しければ、その後拉致被害者周辺の醜聞がわらわら噴出するのではと危惧していたのですが、現在のところそれほど的中していないようです(これは結構なことです。私には他人の不幸を喜ぶ趣味はありませんから)。


皆さんの情報選択力の向上に繋がればと思い、投稿しました。